阪神・平田2軍監督 投内連係で緩みきった投手陣に怒!「ふざけんなよ、野球をなめてんのか!」

[ 2020年11月29日 05:30 ]

フェニックスL   阪神1―8日本ハム ( 2020年11月28日    生目の杜第2 )

試合後の投内連係でナインの練習姿勢に激怒する平田2軍監督(右)(撮影・坂田 高浩)
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 我慢ならなかった。許せなかった。1―8で「みやざきフェニックス・リーグ」での日本ハム戦に敗れた試合後に、隣接するグラウンドで急きょ行われた投内連係の練習。緩みきった投手陣の雰囲気に、平田2軍監督の怒号が約1分半にわたって響いた。

 「ふざけんなよ、野球をなめてんのかお前ら!! なんで笑顔が出るんだよ! 野球同好会かお前らは? へらへら笑ってる場合か、真剣にやれ!!」

 先発の馬場が2回2死二、三塁で宮田を一ゴロに打ち取るも、ベースカバーに入った際に一塁・片山の送球が逸れ、走者2人が生還。4回6安打5失点での降板に、指揮官は試合後「0点。球のキレや持ち味の粘り強さもない。ゼロから叩き直さなあかんよ」と奮起を促していた。だが、報道陣への対応を終えて、目の当たりにしたのは緊張感のない練習風景。当事者意識が欠如する姿に、怒りは頂点に達したのだった。

 「あのプレーで負けたんだぞ、馬場! それがなんでヘラヘラできるんだ!」

 張り詰めた空気が漂う中、投手陣はボールを追い、ベースまで駆けた。清水2軍野手総合コーチはひたすらノックを打ち続け、大声を出し続けた。試合後としては異例の、約1時間にわたる投内連係。その確認を終えると、平田監督は再び投手陣を集めて語気を荒げた。

 「一つ一つのプレーにもっと重みを感じろ! 笑ってなんかやれないはずだよ

 馬場は「どんな状況でも対応できる修正能力とか、状況判断をしっかりやっていきたい」と挽回を誓った。チームの総合力アップへ、選手個々のさらなる自覚が求められる。(阪井 日向)

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2020年11月29日のニュース