JR東日本敗退 先発した補強の新人・高橋「申し訳ない」

[ 2020年11月29日 17:56 ]

都市対抗野球第8日   JR東日本1―4Honda熊本 ( 2020年11月29日    東京D )

<JR東日本・Honda熊本>JR東日本先発・高橋(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 新人ながら第1代表チームに補強された慶大出身の左腕・高橋佑樹投手(東京ガス)が先発も、5回途中4失点で降板した。3回までは完全と立ち上がりは完璧だったが、4回にソロ、さらに5回は先頭から連打と犠打野選で満塁とし、マウンドを降りた。

 「補強で呼んでいただいたのに試合作れず申し訳ない気持ち。カウントを悪くしないように、という投球になってしまった。それが甘い球につながった」と肩を落とした。

 2次予選後、「このままじゃ社会人で通用しない」とフォームを変えた。慶大の後輩でヤクルトドラフト1位・木沢のフォームなどを参考にした。体を前傾させてから投球動作に入り、投球時につま先立ちするのが特徴。「ストレートを速く、強くすることを意識していた」と最速を1キロ更新する145キロを計測。「球速が速くなった事実は収穫だけど、それ以上にピッチングの内容の反省点は多かった」と振り返った。

 浜岡武明監督は「高橋君は東京を代表する投手。当初から先発を決めていた。5回は球質を見ていけると判断した」と話し、「相手の横川君に良い投球されて手が出なかった。力不足です」。

 約1カ月、JR東日本で過ごした高橋は「練習の1球に対する姿勢や緊張感が違ったところがあった」と話し、来年は自チームで出場することを誓った。

続きを表示

2020年11月29日のニュース