ソフトB・杉山 グラブ内の新文字決定「男は鶏胸肉」 その意味とは…

[ 2020年11月29日 15:46 ]

ペイペイドームを訪れた杉山(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの最速157キロ右腕・杉山一樹投手(22)が、来季自主トレから使用するグラブに縫い付ける新スローガンを明かした。29日に所用のため、ペイペイドーム内の球団事務所を訪れた帰り際。1メートル93、95キロの巨体からポツリと登板直前に士気を高める新フレーズが飛び出した。

 「自主トレから間に合うグラブには“男は鶏胸肉(とりむねにく)”と入れることにしました」

 ユーチューバーも兼ねるボディービルダーの名言を入れ込む。「男とは、どれだけ鶏胸肉を食ったかで、決まると言っていたので」と名言を気に入った。シーズン終了後には、当然、胸肉中心の生活を始めているという。

 新グラブは黒、ヒモは赤を基調とする予定。当初は、大好きな炭酸飲料水に感謝を表して「○○○ーラ、謝謝(シェイシェイ)」と入れる予定だったが企業名のため却下し「胸肉、食ってます」との思いを込めたという。

 杉山はチーム内外で、グラブ内に好センテンスを混ぜ込むことでおなじみの剛腕。2年目の今季は左手を入れる際、チラリと見える位置に“世界遺産になりたい”と刻み、レギュラーシーズンでは中継ぎで11試合に登板。22日の巨人との日本シリーズ第2戦でポストシーズン初登板し1回を投げ零封。「人間のなったことがない、世界遺産くらい大きくなりたい」との思いは、今季キャリアハイの成績として残った。

 入団年の19年は“かずき 牛一頭”と入れ、2試合計4イニングを投げた。社会人野球・三菱重工広島時代の恩師の言葉で、牛一頭くらい食べてでっかくなれ、との願いが込められていた。

 5年連続日本一のかかる3年目、2021年の干支は丑(牛)年だが「牛は、もういいかな」。鶏胸肉を多めに摂取した杉山が、チラリと新フレーズを見た後に、再びセパの強打者をねじ伏せる。

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