広島・坂倉 来季こそ正妻へ「「やるしかない」」 石原慶の「31」引継ぎ 年俸も倍増

[ 2020年11月24日 05:30 ]

秋季練習に参加し、ロングティーで汗を流す坂倉(撮影・河合 洋介)
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 広島・坂倉が23日、広島市内の球団事務所で交渉に臨み、900万円増の推定年俸1800万円で契約を更改した。捕手に専念して迎えた高卒4年目の今季は、自己最多81試合に出場。打率・287と非凡な打力が開花した。

 「正直言えば、出来すぎだな…と思う部分もありました。ケガなく終われた。収穫は試合に出たことです」

 来季から今季限りで引退する石原慶の背番号31を引き継ぐ。「驚きとうれしさと不安と。やるしかない。今年試合に出る中で、(石原慶から)いろんな声を掛けてもらいましたし、アドバイスも頂いた。今後絶対に僕の中で生きてくることだと思う」。今季は2番手捕手。将来の正捕手候補として球団から「31番」を提示された中、来季から会沢との正妻争いに挑む覚悟だ。

 「結果を残すことが当たり前になってくる。その中で自分ができることを怠らずにやる。信頼を含めて何とか勝ちに貢献できるようにしたい」

 シーズン途中から九里、森下の専属捕手を務めると、ともに先発の勝ち頭として結果を残した。「勝てる捕手」としての一歩を踏み出した一方で、今季リーグ2番目に多い6つの捕逸を犯すなど課題も残った。

 「1球のために自分が何ができたのかな…といろいろと思う。(目標の)数字を決めると、達成したときに“もういいかな”となる。なるべく決めずに、自分できる最大限のことをしたい」
 31番の重みも背負い、会沢と勝負する。(河合 洋介)

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2020年11月24日のニュース