ソフトバンク 史上2度目の快挙逃すも4連覇へ王手 7回無安打で交代のムーア「勝つことが一番大切」

[ 2020年11月24日 21:31 ]

SMBC日本シリーズ2020第3戦   ソフトバンク4ー0巨人 ( 2020年11月24日    ペイペイドーム )

<ソ・巨>初回2死二塁、岡本を遊ゴロに打ち取るムーア(撮影・成瀬 徹)
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 ソフトバンクが巨人打線をわずか1安打に封じ、完勝した。

 先発ムーアが7回まで無安打無失点の好投。8回にはモイネロも無安打でつないだ。9回は守護神・森が2死から丸に中前打を許し、継投でのノーヒットノーランは逃したが、巨人打線を完璧に封じた。ノーヒットノーラン達成なら、07年の日本シリーズ第5戦で中日が山井―岩瀬のリレーで日本ハム相手に完全試合を達成しており、史上2度目の快挙だった。

 ムーアは初回に先頭の吉川尚の遊ゴロを遊撃手の牧原が悪送球して無死二塁としたが、後続を抑えて波に乗った。右打者への内角を突く150キロ超のクロスファイヤーが面白いように決まった。「初めての日本シリーズ、楽しむことができました。自分の投球内容より、チームが勝つという事が一番大切なこと。リードしている状況を作れてよかった」と話した。

 打線は0-0で迎えた3回2死二塁から中村晃が右越え先制2ランを放った。中村晃は7回1死一、二塁では、2番手の高梨から右前適時打を放つなど3打点。3戦まで巨人に1度もリードを許すことなく3連勝で4年連続日本一へ王手をかけた。

 ソフトバンクは日本シリーズの本拠地ペイペイドームでは、11年中日第7戦から15連勝。また、3連勝で王手をかけたのは59、17、19年に次いで2年連続4度目。過去3度はいずれも日本一になっておりV確率は100%となっている。

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