阪神 寮選手の「一時退去」を許可 コロナ感染3選手と濃厚接触者は自室待機継続

[ 2020年4月7日 05:30 ]

鳴尾浜球場の虎風荘(撮影・坂田 高浩)
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 阪神の谷本修球団本部長(55)は6日、兵庫県西宮市の選手寮「虎風荘」で生活する一部選手に一時的退去を認めたことを明かした。球団関係者がこの日までに寮生22人のうち、新型コロナウイルス感染で入院中の長坂拳弥捕手(25)と、感染した3選手との濃厚接触者を除く選手にヒアリングを実施。感染危機における精神面の負担軽減を考慮し兵庫県内のホテルへの移動や実家への帰省を許可した。一方で、今後に向け、7日に球団幹部と矢野燿大監督(51)らが緊急会議することが分かった。

 コロナ禍に見舞われている阪神が、新たな措置を取った。この日、都内で行われた12球団実行委員会などに出席した谷本球団本部長が報道陣の電話取材に応じ、西宮市保健所から、新型コロナウイルスに感染した藤浪、伊藤隼、長坂3選手の濃厚接触者に指定されていない「虎風荘」の在住者に対し、今後に向け、主に3つの選択肢を示したという。

 「(寮生には)個別にヒアリングをしてですね。寮での待機だけでなく、いろいろな選択肢を提供した」

 保健所と地域アドバイザーの助言を受け(1)寮生活の継続(2)球団が用意する兵庫県内の宿泊施設での生活(3)帰省――などを提案。ホテル生活者や帰省者に対しても鳴尾浜の球場に限り、使用を認めた。

 3選手がPCR検査を受けることが決まった3月26日の段階でチームは1週間の活動停止を発表し30日には当面の活動停止も決めた。寮生の長坂が陽性反応を示した同27日からは、さらなる感染拡大防止のため、寮生全員を自室に完全隔離し大浴場の使用制限を強化。食事も自室の前に定食形式のものを置く措置で対応している。

 球団広報は、今回の措置について「(判断した理由は)心理的な要素。精神的な部分。お風呂も時間帯は一人一人分けています。できることは最大限やっていますが、心理的な負担はあります。最大限に注意事項も(実行)したうえで、昨日こうしたということ」と補足説明し「希望した者は既に移動してます。(実家に)帰りたい、(寮から一時的に)出たいという者は動いています。人数などは控えさせていただきたい」と続けた。

 一方で、濃厚接触者に指定されている選手は、寮での自室待機が継続される。

 7日には球団幹部と矢野監督、平田2軍監督らが「緊急会議」を開き、活動再開時期や今後の対応などを協議する。兵庫県にも緊急事態宣言が発令される見込みで感染拡大の恐怖は続く。刻一刻と事態が変化する中、状況に応じた迅速な対応が求められていく。(山本 浩之)

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