阪神ドラ2・井上 和田TAから金言「得られるものは全て得たい」

[ 2020年2月2日 05:30 ]

遠藤{中)と井上{右)に指導する和田TA(撮影・成瀬 徹)      
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 まさに“けがの功名”だ。阪神2軍も高知・安芸でキャンプイン。ドラフト2位・井上広大外野手(18=履正社)は右足首ねんざの影響で別メニューとなったが、収穫の多い1日となった。

 アップ後に本隊を離れて安芸ドームに移動。東海大相模の学期末試験のため新人合同自主トレの最終3日間を離脱して同じく別メニューだった同4位・遠藤とともに、5年ぶりに現場指導にあたった和田豊球団本部付テクニカルアドバイザー(TA、57)から約1時間、打撃指導を受ける幸運に恵まれた。

 「外角ばかり打っていたら内角の反応はしやすくて、内角をずっと打っていたら外角への反応が難しくなる。高めをずっと打っている中で低めを打つのは簡単で、その逆は難しい。そう教えていただきました」

 現役通算1739安打の打撃論は新人にとって奥深いものだった。井上はティー打撃までのメニューだったが、かけられた金言はすぐに効果となって感じられた。

 「感じたものはあった。インコースに急に来たときの打ち方がとてもいいと言ってもらえたので継続してやっていきたい。キャンプで得られるものは全て得たい。いろいろな方の意見を聞いて、自分に合うものを見つけていきたい」

 12年から4年間、阪神の監督も務めた和田TAは1軍、2軍のコーチも歴任している。「試合でも7割くらいは外角にくるボールが多い。いずれ1軍でやる気持ちは持ち続けて欲しいし、1軍ではこんなことがあるよという意味で指導した。今は分からなくても、あんなこと言ってたなと思ってくれたらいい」。今後はさらに掛布雅之氏や、臨時コーチの山本昌氏も安芸を訪れる予定。各部門のレジェンドからどんどん吸収していくつもりだ。(阪井 日向)

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2020年2月2日のニュース