中日・石川昂 57スイングで柵越え15本「緊張感で変なところに力」も「内容ある打撃」

[ 2020年2月2日 05:30 ]

2軍読谷村キャンプ ( 2020年2月1日 )

フリー打撃でサク越え弾を放つ石川昂(撮影・椎名 航)
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 中日のドラフト1位・石川昂(東邦)がキャンプ初日から柵越えを連発。2軍の読谷でフリー打撃で57スイング中15本塁打と前評判通りのパワーを披露した。

 「緊張感の中で変なところに力が入ったけど、その中で15本は内容のあるバッティングでした」

 期待のドラ1を見ようと、初日は仁村2軍監督ら首脳陣をはじめ球団OBの谷沢健一氏や小田幸平氏らも打撃ケージ裏で視察。「視線を感じた」と苦笑いしながらも滞空時間の長いアーチを次々と外野席に突き刺した。

 ただ、この日の内訳はマシン相手に41スイングで13本塁打の一方、育成の大蔵相手に16スイングで2本塁打だった。現役投手の球を打つのはプロ入り初めてで「意外とタイミングが取れた」としながらも「コースがどこに来るか分からないし、キレがある。人が投げる時に捉える確率を増やさないと」とマシンとの違いを課題に挙げた。

 仁村2軍監督は「良いスイングをしていた。コーチも皆、褒めていた」と称賛。4日に行われる1軍の紅白戦出場は「けがしたら大変」と慎重な姿勢を見せたが、2軍初実戦となる7日の沖縄電力との練習試合は「最初からいけるなら2、3打席」とスタメン起用を示唆した。

 「試合で使っていただいたら、結果を残し1軍のチャンスをつかみたい」と石川昂。早期昇格に向けて、キャンプ初日からアピールに成功した。(徳原 麗奈)

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2020年2月2日のニュース