ドラフト候補生にも球春到来 神奈川大学野球リーグの注目株 藤村哲之&渡部健人

[ 2020年2月2日 10:00 ]

横浜商大のドラフト候補左腕、藤村
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 1日、12球団がキャンプインし、プロ野球の球春が到来した。一方、アマ野球はドラフト候補生が秋の正念場に向けてスタートを切っている。

 特に今年は大学生に実力派がズラリとそろうが、神奈川大学野球リーグで注目の2人の選手を紹介したい。

 まずは横浜商大の藤村哲之投手だ。左腕で最速144キロをマークする本格派で、複数球団がリストアップしている逸材だ。愛工大名電出身で、昨春はリーグ戦途中で左肘を痛めて離脱。リーグ戦未勝利だったが、リハビリ中に体を整え「秋はやってきたことができるようになった」と昨秋は3勝をマーク。カットボールを覚えたことで奪三振が増えたことも大きかった。昨冬には大学日本代表候補入り。同じ左腕で1位候補に挙がる早大・早川と同部屋で「黙っていてもオーラがあるし、キャッチボールも凄かった。手が痛くて…今まで受けたことがない球だった」と刺激を受けた。

 「大事な1年。春に圧倒的な結果を出さないと」と自らを追い込んでいる。ちなみに左投げだが、右利きで「野球以外は全部右」という。同じくドラフト候補の東洋大・山崎とは高校時代にバッテリーを組んだ仲。ともに昨冬の大学日本代表候補合宿(松山)に召集され、久々にコンビ復活。「久しぶりに受けてもらいました。お互いに懐かしいねって」とほほえましいエピソードも明かした。

 そしてもう1人は桐蔭横浜大の渡部健人内野手。1メートル75、114キロと恵まれた体格の右のスラッガーだ。日本ウエルネス(東東京)ではプロ志望届を提出も指名漏れ。大学進学後は横浜スタジアムのバックスクリーン直撃アーチを放つなど強烈なパワーに磨きがかかった。既に10球団があいさつに訪れ、3月の大学日本代表選考合宿メンバーにも選ばれた。「12月の松山合宿ではいろんな選手の打撃方法を聞いたりできて凄く良い機会だった。西武の山川さんみたいに常にフルスイングでホームランを狙いたい」と意気込む。

 打撃だけではない。特筆すべきはグラブさばきの柔らかさ。斎藤博久監督も「あれは教えてできるものじゃない。天性のもの」とうなる。足も速い。50メートル6秒4で、鍛え上げられた太腿周りはなんと73センチ。競輪選手に匹敵する強じんな足がトップスピードに一気に乗る爆発力を生む。指揮官は「守れるし、走れる。飛距離だってまだまだ伸びる」と期待を寄せる。

 今年のドラフトは例年より2週間ほど遅い11月5日。本番までにどんな成長を遂げるか。まずは4月からのリーグ戦で、2人の対戦にも注目したい。(記者コラム・松井 いつき)

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