楽天 渡辺佳「横浜高OB」対決で涌井に完敗「手も足も出なかった」

[ 2019年6月29日 18:38 ]

ヘッドスライディングのパフォーマンスで球場をわかせる渡辺佳 (撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 楽天のドラフト6位ルーキー・渡辺佳明が、29日のロッテ戦(楽天生命パーク)で涌井秀章との「横浜高対決」で完敗した。2回の第1打席は、フルカウントから内角への144キロの直球を見逃し三振。4回の2打席目も外角低めのフォークにバットが空を切り、空振り三振に仕留められた。

 念願の初対決は2三振という結果に終わった。「(1打席目は)タイミングが合っていたのに、全部ファウルになった。ボールと思って見逃したら、コースいっぱいに入っていた。2打席目のフォークは途中まで直球に見えた。手も足も出なかった。偉大でしたね」。プロの一戦で活躍してきた先輩の偉大さを痛感し、脱帽するしかなかった。

 渡辺佳にとって涌井は、10学年上の大先輩だ。ただ、単純な高校の先輩後輩という関係ではない。祖父が横浜高校前監督の渡辺元智氏で、小学生時代に一緒に遊んでもらった兄のような存在でもある。「野球を始めたばっかりの頃に、ゴムボールとプラスチックバットでよく遊んでもらった。感慨深いものはあります。少しは成長した姿を見せたかったんですけど」。それでも、この先も1軍にいれば再び対戦する可能性はあるだけに「次は打ちたい。次の対戦が楽しみです」とリベンジを誓っていた。

続きを表示

2019年6月29日のニュース