DeNA筒香、復活マルチ弾!超特大同点2ラン「強く捉えることができた」

[ 2019年6月29日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA13―3広島 ( 2019年6月28日    横浜 )

お立ち台で笑顔の筒香(中)。左はロペス、右はソト(撮影・島崎忠彦)
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 力強い打球がグングン伸びて、電光掲示板を直撃した。1―3の4回無死一塁。DeNA・筒香は大瀬良の149キロ直球を強振すると、打った瞬間、4試合ぶりのアーチを確信した。飛距離140メートル。超特大の同点15号2ランに「ボールに対して素直にバットを出すことができ、しっかりと強く捉えることができた」とうなずいた。

 交流戦を5年ぶりに勝ち越したが、主砲は苦しんでいた。最後の楽天3連戦では10打数無安打で8三振。その交流戦から4日間空いた。「体の変化とか確認作業をした。いい準備ができた」。25日には休日返上で本拠地を訪れ、約200球を打ち込んだ。大粒の汗をかき、タイミングや打球の角度を微調整。成果は出た。5回に左中間フェンス直撃の二塁打、7回にも16号ソロを左翼に叩き込んだ。約1カ月ぶりの猛打賞と今季2度目のマルチ本塁打。試合前に「セ・リーグの戦いに戻るのでやってくれると思う」と話していたラミレス監督も「まさにそうだった」と喜んだ。

 4番だけではない。2番のソトが5回に決勝の23号3ランを放ち、3番のロペスは今季初の1試合2本塁打。主軸のアーチ競演で、今季最多の1試合5本塁打だ。最高気温31度を記録した横浜で、ファンは一足早い花火大会に酔いしれた。復調を印象づけた筒香も「しっかり打って、チームを勝利に導けるように頑張ります」と力強く宣言。いずれも今季最多の17安打13得点と打線が爆発し、2カ月連続の月間勝ち越しも決めた。借金はついに4月22日以来の2。勝率5割復帰がハッキリと見えてきた。 (町田 利衣)

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2019年6月29日のニュース