4階級制覇・井岡が始球式 BC栃木・西岡を打ち取りガッツボーズ

[ 2019年6月29日 13:48 ]

BC栃木の西岡剛(右)を相手に始球式を行うWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔
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 日本人男子初の4階級制覇を達成したボクシングのWBO世界スーパーフライ級新王者・井岡一翔(30=Reason大貴)が29日、小山運動公園野球場で行われたルートインBCリーグ、栃木―群馬戦に来場し、始球式を務めた。

 千葉ロッテ、阪神などで活躍した西岡剛内野手(34)と親交が深いことから実現。西岡は「日本人初の4階級制覇をして、初めての公の場として栃木県小山市に来てくれたことに感謝している」とあいさつ。西岡から花束を贈られた井岡は「こうして皆さんに温かく迎えていただいてうれしく思う。きょうは試合を楽しみにしてきたので、一緒に応援を頑張りましょう」とファンに呼び掛けた。

 ネット裏の観客が「おめでとう」の黄色いボードを掲げる中で行われた始球式では、対戦チームの打者ではなく、西岡が自ら打席に入った。ボールは真ん中ややインコース寄りだったが、これを西岡が打ち、サードゴロに。マウンド上の井岡は一瞬、驚いた表情を見せた後にガッツボーズで喜び、ファンの歓声を浴びていた。

 井岡は今月19日に千葉・幕張メッセで行われたWBO世界スーパーフライ級王座決定戦でアストン・パリクテ(28=フィリピン)に10回TKO勝ちして新王者となり、日本人男子初の4階級制覇を達成した。

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