阪神・大山、37打席ぶり一発「チームにも自分にとっても良かった」

[ 2019年5月27日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神7―0DeNA ( 2019年5月26日    横浜 )

5回無死、大山は左越えにソロ本塁打を放つ(撮影・坂田 高浩)
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 序盤の猛攻に注目が集まるが、阪神・大山の一発を忘れてはいけない。先頭で迎えた5回。1ストライクから国吉の117キロカーブをすくい上げるように捉え、鋭いライナーで左翼線へ打ち込んだ。

 「1点でも多く取るに越したことはない。チームにとって、自分にとっても良かったかなと思います」

 最速161キロの剛球が頭にある中で、緩いボールを仕留める技術の高さを見せつけた。15日の巨人戦以来、9試合37打席ぶりの8号ソロ。チームトップを独走し続けている。

 4―0としたのが2回。4点差とはいえ、序盤だけに気を抜けない状況だった。「中押しで1点でも多く取っておきたい展開だったので、追加点を取ることができて良かったです」。先に“次の点”を奪い、一方的な展開へ持ち込んだ。

 ベンチでナインに迎えられた後、ガルシアの元へ真っ先に向かい、頭を下げた。直前の守備で無死一塁からの三ゴロを失策。併殺を取れる打球だった。負担をかけたミスを、しっかりバットで取り返した。今季最長に並ぶ7試合連続安打へ伸ばし、春先の苦闘した姿はもうない。打席を重ねる度に頼もしさを増してきた。

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2019年5月27日のニュース