巨人・岡本、激走生還で広島止めた「元木さんに“行くぞ”と言われ」

[ 2019年5月27日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人5―4広島 ( 2019年5月26日    東京D )

8回1死満塁、重信の中飛で生還する岡本(右)(撮影・森沢裕)
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 4番が打って、走って、広島戦の連敗を5で止めた。巨人・岡本和真内野手(22)が26日の広島戦の初回に12試合ぶりの一発となる9号3ラン。同点の8回には三塁走者として左中間への浅い飛球で激走し、決勝の生還を果たした。首位攻防の初戦、2戦目はいずれも4打数無安打と沈黙した主砲が2安打3打点と気を吐き、広島とのゲーム差を2に縮めた。

 本塁ベースに向かって、歯を食いしばり、懸命に巨体を揺らした。4―4の8回1死満塁。重信の左中間に飛んだ浅いフライに三走・岡本はタッチアップした。三塁側に中堅手・野間の送球がそれるのを視界に入れ一塁側に体を倒しながらスライディング。思い切り身をよじって捕手・会沢のタッチをかわす。右足を滑り込ませた岡本は立ち上がるなり両手を広げてアピールした。

 「(三塁コーチャーの)元木さんに“行くぞ”と言われていた。勝負する場面かなと思った」

 判定はセーフ。際どいプレーに広島の緒方監督からリクエストが要求されたが判定は覆らなかった。リプレーを見てもタッチしたかどうかの判別は難しい、わずか数センチの差で生還した主砲はベンチで万歳して大喜び。原監督は「非常に柔らかさ、センスを感じさせるスライディングだった」と称えた。

 初回1死一、二塁では、12試合ぶりの一発となる9号3ランを左翼席中段に運んだ。広島との首位攻防3連戦。相手4番・鈴木が活躍するなか、自身は前日までの2試合はいずれも4打数無安打と沈黙した。試合前まで広島戦は10試合で打率・182。だが、気持ちはぶれなかった。25日の試合前の円陣では声出しを担当。「行ったりましょうや!俺が先陣切って突っ込みますわ。行くで!」とナインを自らを鼓舞した。1日遅れではあったが、先頭に立ってチームを勝利に導き、広島戦の連敗を5で止めた。

 今季初の同一カード3連敗も阻止。ゲーム差を再び2に縮めた。

 「(本塁打を打って)1周回るのは気持ちいい。たくさん打てるように頑張ります。交流戦までの試合、全勝するので、応援よろしくお願いします!」

 負ければリーグ3連覇中の王者の快走を許し、チームは3位転落の危機だったが、4番が救った。(青森 正宣)

 ≪2度目の広島戦3打点以上≫岡本(巨)が初回の逆転3ランを含む4打数2安打3打点の活躍。逆転本塁打は4月14日ヤクルト戦以来、通算5本目になったが、広島戦では初めて。また、広島戦での3打点以上は昨年5月22日(4打点)以来2度目。今季このカードは前日まで10試合で打率・182、2打点と対戦チーム別でともにワーストだったが、4番が結果を残し連敗ストップに貢献した。

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