阪神・近本、高山以来の新人先頭打者弾!リーグ最多タイ14個目盗塁も

[ 2019年5月27日 05:55 ]

セ・リーグ   阪神7―0DeNA ( 2019年5月26日    横浜 )

初回無死、近本は右越えに先頭打者ホームランを放つ(撮影・坂田 高浩)
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 阪神・近本光司外野手(24)が26日のDeNA戦で初の初回先頭打者本塁打を放った。球団新人では16年の高山俊以来4人目。前回1安打完封された浜口から年をまたいで19イニングぶりの得点を奪い、攻略の道を切り開いた。3安打2四球で前日から6打席連続出塁。4回にはリーグ最多に並ぶ14個目の盗塁を決めた。持ち味発揮の活躍で、16日ぶりに打率3割台も回復した。

 プレーボール直後、1ボールから近本が振り抜いた打球は大きな放物線を描いて右翼席中段に飛び込んだ。同じ横浜スタジアムが舞台だった4月25日のDeNA戦以来、26試合117打席ぶり5号が、小学6年時以来という初回先頭打者弾になった。もちろん、今季の12球団新人では一番乗りだ。

 「簡単に打てる投手ではないので、甘い球を仕留められるように準備してきた。仕留められて良かった」

 4月10日に1安打完封を許した浜口との再戦。当時は1番に定着する前で、不振で先発を外れていた時期だった。個人としては今回が初顔合わせ。初球の直球を見送り、最初のスイングでスライダーを捉え、豪快な一撃を浴びせた。

 マルテ、中谷の連弾が出た2回も2死無走者からの中前打で攻撃を再起動。再三のけん制を誘い、ラミレス監督がリクエストしたほど際どいタイミングで重圧をかけ、糸原の四球を呼んだ。二塁へ進んだ後は糸井の一ゴロでベースカバーに入った浜口が送球を落とす間に一気に5点目の本塁を奪った。浜口からの5得点は最多タイ。11度目の対戦で2度目の黒星を付け、プロ最短の1回2/3降板へ追い込む原動力を担った。

 躍動は止まらない。2死から四球を選んだ4回は糸原の5球目に二盗。14盗塁は再びヤクルト・山田哲に並ぶリーグトップに再浮上した。陸上選手を参考にする走塁術。「スタートの姿勢やトップスピードに早く乗るにはどういう走り方をしたらいいか」。社会人時代から関学大の後輩で100メートルの自己ベスト10秒07を持つ多田修平(22)や16年のリオ五輪4×100メートルリレー銀メダリストの山県亮太(26)の映像で研究を重ね、低い姿勢で一歩目を踏みだし、スムーズな体重移動を可能にする走法をつくりあげてきた。

 6回は再び四球、8回の中前打で3度目の猛打賞を決めて5打席全出塁。前日の最終打席から6打席連続出塁へ伸ばし、「やりたいことができている。無駄な力を使わずにできている」と充実感を漂わせた。16日ぶりに打率3割台にも乗せ、進化はとどまることを知らない。(長谷川 凡記)

 ≪阪神新人4人目≫近本(神)が5号初回先頭打者アーチ。新人の初回先頭打者本塁打は、昨年4月12日巨人戦の神里(D)以来34人目、44本目。阪神では16年3月31日ヤクルト戦の高山以来4人目となった。また、25日DeNA戦の4打席目からこの日の最終打席まで中安→右本→中安→四球→四球→中安と6打席連続で出塁。2リーグ制後、新人の最多連続出塁は00年鷹野史寿(近鉄)の13打席で、セは17年糸原(神)の10打席がある。

 ≪“お得意様”続くDeNA戦≫阪神は今季DeNAと4カードを行い、4月9~11日の甲子園3連戦を1勝2敗で負け越して以降は3カード連続の勝ち越し。横浜スタジアムでは16年から勝ち越し12カード、引き分け4カードの16カード連続で負け越しなしを継続中だ。チームは14年から5年連続でDeNAに勝ち越し。特に16年以降はビジター(=ハマスタ)での勝率がホーム(=甲子園)の勝率を上回っており、今季もビジター5勝1敗の勝率・833、ホーム4勝2敗の勝率・667とハマスタでの優位は健在だ。

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