広島・長野、執念の同点打「みんなでつないでくれたチャンスだった」

[ 2019年5月27日 05:30 ]

セ・リーグ   広島4―5巨人 ( 2019年5月26日    東京D )

7回1死満塁、田原から同点適時二塁打を放つ代打・長野(撮影・木村 揚輔)
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 広島は26日の巨人戦に4―5で惜敗し、前回日本一に輝いた1984年の球団記録に並ぶ12連勝には届かなかった。7回に代打・長野久義外野手(34)の2点適時打で一時同点に追いつくなど打線の反発力は健在。鈴木誠也外野手(24)も3安打1打点で好調は持続だ。11連勝で止まっても、今回の首位攻防戦を2勝1敗で終えた。

 
 長野が一度は12連勝への夢を見させた。5イニング連続の無得点で迎えた7回だった。鈴木の適時打で2点差に詰め寄り、なおも1死満塁。「代打・長野」に起きた大歓声を受けながら、打席に向かった。登板直後の田原からカウント2―2と追い込まれた6球目、2球連続での直球をライナー性で中前に運ぶ2点適時打で同点とした。

 代打では今季15打席目で初適時打。真骨頂とも言える右方向への一打で移籍後、東京ドーム初打点も付いた。一塁ベース上でかすかにほほえんだ長野とは対照的に三塁ベンチでは緒方監督が珍しく両手を挙げて喜んだ。

 「みんなでつないでくれたチャンスだった。明後日(のヤクルト戦)から、また頑張ります」

 24日の初戦で11打席ぶりの安打。出場2試合連続安打となった。外野陣は主砲の鈴木に加えて野間、西川も定位置をつかみつつあり、今後も途中出場が見込まれる。厳しい立ち位置には変わりなくても、迎打撃コーチは「状態がいいからこそ、センターから逆方向への打球が打てる」と確かな復調気配を感じ取った。

 巨人にとっては赤ヘルの恐ろしさを植え付けられた3連戦だったに違いない。特に4番・鈴木は強烈な印象を残した。「つなぐ気持ちだった」と7回1死一、三塁からの右前適時打で、のちの長野の同点打へとつなげた。最終9回も先頭打者で中前打。6度目の猛打賞を決め、2死一、三塁まで追い詰める粘りの攻撃の起点になった。4打数3安打1打点。今回3連戦は計10打数6安打、2打点、1本塁打と手がつけられなかった。

 11連勝で止まり、球団記録に並ぶ12連勝には、あと1つ届かなかった。2位・巨人との直接対決を2勝1敗で終えた緒方監督は「勝てなかったのは悔しいけど、いつも通り一丸となって、しっかりとやってくれた」と打線の反発力に前を向いた。まさに「負けて強し」の熱戦だった。(河合 洋介)

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