マリナーズ菊池 31日にエンゼルス大谷と初対決か?ともに花巻東出身、実現すれば2度目の日本同窓対決

[ 2019年5月27日 16:10 ]

4月に花巻東の先輩、菊池雄星投手(右)と1年半ぶりの再会し談笑する大谷翔平投手(エンゼルス提供)
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 マリナーズの菊池雄星投手(27)の次回先発が30日(日本時間31日午前11時10分開始)の本拠でのエンゼルス戦に決まった。スコット・サービス監督が26日(同27日)に明かした。岩手県の花巻東高を卒業した菊池と大谷が対決すれば、07年6月16日の桑田真澄(パイレーツ)VS松井稼頭央(ロッキーズ)のPL学園対決以来、2度目の日本同窓対決となる。

 サービス監督は言葉を選びながら「あくまでも現時点だが、菊池の次の先発はフルスタート(通常先発)になる予定」と説明。菊池は「彼(大谷)は2年目。僕はルーキーでまだ12試合しか投げていない。個人的な勝負をまだ楽しめる余裕は正直ない」と言いながらも、「僕らみたいな中央というか、真ん中から出てきた人間でなく、岩手県の花巻から二人が出たというところはちょっと意味があることだなと思います」。故郷を愛し、同郷の野球少年たちにメッセージを送り続ける菊池らしい初心表明で対決を心待ちにした。

 そのためにも中4日での調整に課題は多い。前日のアスレチックス戦はメジャー最短となる3回1/3、10安打、5失点。屈辱のメジャー初ノックアウト。「3回くらいまで90マイル(約145キロ)いくかいかないかの直球は腕も振れていない。ビデオを見ても躍動感もない。全部の球種を思い切って腕を振れる状態に戻すことが一番大事」。この日は遠投、平地での投球練習で必死に腕を振り続けた。

 「相手がエンゼルスだからとかでなく、先発として長いイニングを投げたい。いい状態に戻したい」

 大谷との日本時代の対戦は、3連続三振後に右翼への二塁打と右前打を許し、5打数2安打3三振だった。真っ向勝負で先輩の意地を示せるか。(笹田幸嗣通信員)

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