阪神ガルシア、復活の完封!移籍後初勝利「自信を持って投げた」

[ 2019年5月27日 05:45 ]

セ・リーグ   阪神7―0DeNA ( 2019年5月26日    横浜 )

完封勝利のガルシア(撮影・島崎忠彦)
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 ファンも、仲間もこの笑顔が見たかった。阪神・ガルシアは40日ぶりの1軍登板を4安打完封で飾り、移籍後初勝利をつかんだ。2軍落ちの屈辱を経て、ようやく輝きを取り戻した。

 「下(2軍)でやってきたことに自信を持って投げた」

 過去の不振がうそのような快投だった。投げ急ぎを見直し、上体が突っ込む悪癖を修正。直球、変化球をコーナーに投げ分け、的を絞らせなかった。最後の打者だったロペスに対して最速151キロを計測。今季初めて球速が150キロの大台を超え、球威も戻った。

 「しんどかったけど、今日勝てたので…」

 昨季中日で13勝を挙げた実績を引っさげて加入。開幕から3試合連続7失点で大きく期待を裏切った。降格が決まった4月16日のヤクルト戦では2回途中で降板後、普段は陽気な様子とは一変してベンチ裏で怒声を上げ「なぜなんだ…」と頭を抱えた。ある選手も「あんな姿見たことなかったんで大丈夫なんですかね…」と表情を曇らせたほどだった。

 キャンプ中は練習前に自室にこもってゴムチューブを手に30分以上の体幹トレーニングを欠かさず、汗だくで球場行きのバスに乗り込む姿は当たり前。周囲も驚くストイックぶりを見せた。米国籍取得のため沖縄を一時離れて再合流した際には首脳陣、スタッフ、選手全員に「帰ってきました」とあいさつして回った。いち早くチームに溶け込み、仲間への気遣いも忘れない。そんな男が苦闘の末にたどり着いたマウンドで7点の援護に燃えないはずがなかった。

 「2軍ではメカニックを教えてもらって投手コーチに感謝している。野手の方がたくさん打ってくれて、守備でも助けてもらって感謝している。暑かったけど(ファンの)応援も熱かった」。いかつい赤モヒカンとは対照的な柔和な表情でたくさんの“ありがとう”を言葉に込めた。(遠藤 礼)

 ≪メイ以来の完封初勝利≫ガルシア(神)が移籍4試合目での初勝利を完封で飾った。阪神の外国人投手が完封で初勝利を挙げるのは、98年のメイ以来21年ぶり2人目。中日時代の昨季は2完封を含む13勝で、うち12勝(2完封)はドーム球場で挙げたもの。屋外球場での勝利は、ちょうど1年前の18年5月26日の広島戦(マツダ)以来2度目。過去8試合で1勝4敗と苦手にしていた。

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