大船渡・佐々木、猛暑で連投 夏へ予行 変化球主体で5回1失点

[ 2019年5月27日 05:30 ]

大船渡・佐々木
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 最速163キロを誇る大船渡の佐々木朗希投手(3年)が26日、宮城県内で行われた加美農・一迫商・岩出山の連合チームとの練習試合に先発し、5回無安打1失点だった。前日は盛岡商との練習試合で9回完封。今年初の2日連続の先発も許した出塁は2四球と失策だけで犠飛による1点を失っただけだった。

 直球は最速146キロで49球中、わずか8球と変化球主体の投球。3三振を奪い、17球を投じたチェンジアップを中心に凡打の山を築き、加美農の佐伯友也監督は「どの球種にも対応することができなかった」。打撃でも5回に右中間へ高校通算10号2ランを放った。

 視察したフィリーズの大慈弥功環太平洋担当部長は「連投の疲れはあるようだけど、体の状態を把握して最適な投げ方ができている。クレバーだね」。前日は気温27度で、この日も30度。「仲間と甲子園に出たい」と話していた右腕にとって、猛暑の中での連投は夏への予行練習になった。(武田 勇美)

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2019年5月27日のニュース