清宮、進化の1号!フォーク見極め3ラン 3安打5打点大暴れ

[ 2019年2月22日 05:30 ]

練習試合   日本ハム12―4楽天 ( 2019年2月21日    金武 )

初回に3ランを放つ清宮(撮影・西海健太郎)
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 進化の一発だ!日本ハム・清宮幸太郎内野手(19)が21日、楽天との練習試合に「6番・一塁」でフル出場。初回には実戦6試合、21打席目での「今季1号」となる中越え3ランを放つなど、3安打5打点と活躍した。昨季は追い込まれてからの空振り三振が多かったが、2年目の成長を証明し、目標とする開幕スタメンも見えてきた。

 バットが止まる。上体も突っ込まない。狙いを絞れるカウントをつくり、甘く入った138キロ直球を叩いた。打球は中堅フェンスをオーバー。清宮が放った「今季1号」は成長の要素が詰まっていた。

 「昨日は全然打ててなかったので、それも踏まえていい意識で臨めた。2ストライク目からのアプローチは凄く大事にしてます」

 前日の同戦は3度の得点機で凡退するなど5打数無安打。侍ジャパンの稲葉監督も見守った試合で初回1死一、二塁から快音を響かせた。池田に1ボール2ストライクと追い込まれながらも、2球連続でフォークを見極め、失投を仕留めた。2回2死満塁でも追い込まれてからフォークに食らいついて中前2点打を放つなど、3安打5打点の大暴れだ。

 高卒1年目は打率・200、7本塁打、18打点。大器の片りんは見せたが、追い込まれて低めの変化球で空振り三振するシーンが目立った。課題は「2ストライクアプローチ」。アリゾナでも横尾、石井らにアドバイスを求め、ミートポイントを数センチだけ手元に近づけた。中学時代から継続する筋力トレーニングの効果もあり、詰まっても飛ばせる自信はある。栗山監督も「(追い込まれて)我慢でき始めたかな。悪くなかった」と評した。

 進化する打撃とは対照的にマイペースぶりは2年目も健在だ。休日だった18日に主将の中田が野手全員を名護市内の焼き肉店に招待。翌日のウオーミングアップ中には、次々と選手が中田に駆け寄り「昨日はごちそうさまでした!」とあいさつした。その後、清宮を見つけた中田が「おまえだけ来てねーよ」と指摘。すぐさま教育係の近藤から「幸太郎、集合」と呼ばれた。清宮は顔を真っ赤にして「す、すみませんでした」と平謝り。最年少の19歳のうろたえぶりに、ナインは爆笑に包まれた。

 穏やかなムードの中でも、練習では打撃と真剣に向き合ってきた。「だんだん間合いも合って自分のタイミングで打ててきている」。今後は主戦級との対戦も増える。レギュラー奪取に向けた清宮の戦いは、まだ途上だ。 (山田 忠範)

 ≪昨季球種別打率 フォークが最低≫日本ハム・清宮の昨季の球種別打率は、フォークが最も低く、32打数2安打で・063。三振も最多の20で、シーズン通算60三振中、3分の1がフォークだった。2ストライクと追い込まれた時に相手投手が選択する球種は、直球が最多の42・3%で、次いでフォークが20・9%。弱点であるフォークの見極めが今季の鍵を握っている。

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