阪神・矢野監督ウキウキ!全員競争 先発ローテ確定メッセだけ

[ 2018年11月13日 05:30 ]

内野ノックでナインに気合を入れる矢野監督(撮影・坂田 高浩)
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 阪神・矢野燿大監督(49)が12日、来季の先発ローテーションについてランディ・メッセンジャー投手(37)以外は白紙を強調した。13日には今秋キャンプ2度目の紅白戦を予定。競争激化に期待を膨らませた。

 13日に組まれたキャンプ2度目の紅白戦で来季のローテーション入りを狙う若手投手たちのアピール合戦が開戦する。20歳の才木と浜地が先発し、2番手には望月、馬場が登板。次代のエースを巡る熱きサバイバルとなりそうだ。

 今季6勝を挙げ、4投手の中では実績十分の才木は「課題がたくさんある中で一つでも克服できるように。カウントを取ったり、ゾーンで勝負していくこと」と気合十分。開幕ローテ入りにも「もちろん、開幕から狙ってます」と静かに闘志をたぎらせた。

 1軍経験は無いものの、潜在能力の高さで評価急上昇中の浜地は「1軍で投げないと仕事にならない。(紅白戦は)結果も大事ですけど、追い込んでから低めに変化球を操れることの方が大事」とまずは目の前のマウンドでの快投を期した。

 来季はプロ2年目で本格開花に期待がかかる馬場も競争をかき回したい。2イニング予定で「シーズン中より外のまっすぐで押せる感覚がある。年内で直球に自信を持って、来年に向かいたい」と今秋で手応えをつかんだ直球で圧倒する投球で、存在感を示すつもりだ。

 まさに横一線。矢野監督は来季の開幕ローテの陣容について問われると、エースのメッセンジャー以外は全くの白紙を強調した。

 「誰もまだズバ抜けているというか確定できる感じでない。その中から出てきた選手が強いとオレは思うからみんなで競争して。(確定は)チームの立ち位置的に考えればランディが、そうなると思う。(人数が多くて競争が)楽しみやろ?めっちゃ楽しみって書いといてくれたら」

 紅白戦に登板する4人以外も藤浪、小野、青柳、さらにはキャンプに参加していない秋山、岩貞、高橋遥もいる中で誰が抜け出すのか――。指揮官も予想できない戦いが幕を開ける。(遠藤 礼)

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2018年11月13日のニュース