星稜時代は小松大谷と死闘 近大・谷川がV撃4強

[ 2018年11月13日 08:00 ]

明治神宮野球大会第4日・大学の部準々決勝   近大1―0東日本国際大 ( 2018年11月12日    神宮 )

<近大・東日本国際大>初回2死一、二塁、近大・谷川は適時打を打つ(撮影・荻原 浩人)
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 「アベックV」へ前進だ。近大が東日本国際大を破り、12年ぶりの4強入りを決めた。立役者は5番の谷川刀麻外野手(3年)だ。初回2死一、二塁から中堅左へ先制&決勝のV撃。「投手陣に感謝したい」と無失点リレーを演じた小寺と鷲崎に頭を下げた。

 出身の星稜では高校球史に刻まれる小松大谷との激闘を経験。8点ビハインドを9回にひっくり返した14年夏の石川大会決勝は3番手で3回1/3を無失点と好投し、ミラクル劇を演出。再び相まみえた15年夏の準々決勝は3点リードの9回に4点を奪われ、サヨナラ負け。最後にマウンドに立っていたのが谷川だった。この経験から「諦めず、最後までやり抜くこと」を学んだという。

 今春のリーグ戦で初先発初勝利を挙げた投打二刀流は「後輩たちはいい刺激。自分も負けないように」と言葉に力を込めた。(吉仲 博幸)

 ▼東日本国際大・粟津(西武からドラフト4位で指名。登板機会がなく)最後の試合で放れなくて悔しいけれど、これがチームにとって一番いい結果だった。

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2018年11月13日のニュース