大谷“二刀流”復帰!投手として3カ月ぶり先発登板 3回途中2失点降板、最速159・8キロ

[ 2018年9月3日 09:16 ]

ア・リーグ   エンゼルス―アストロズ ( 2018年9月2日    ヒューストン )

エンゼルス・大谷翔平投手
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 エンゼルスの大谷翔平投手(24)は2日(日本時間3日)、敵地ヒューストンでのアストロズ戦に先発登板した。投手としての出場は、6月6日(同7日)のロイヤルズ戦以来約3カ月ぶり。右肘の内側側副じん帯損傷のため、投手出場から遠ざかっていたが、約3カ月ぶりに投打の「二刀流」が復活した。

 今季10度目の先発となった大谷は初回、先頭のスプリンガーの初球、初めてバッテリーを組んだアルシアのミットに155・9キロの直球を投げ込んだ。1ストライクからの2球目、外角直球を右前打されたが、2番・アルテューベを2ストライクからスプリットで左直、3番・グレグマンを初球の直球で二飛に打ち取り2死。4番・コレアにフルカウントから四球を与えたものの、5番・ホワイトをフルカウントから低めのスライダーで見逃し三振に仕留め、無失点で立ち上がった。ホワイトの2球目で最速159・8キロをマークした。

 2回は、6番・ゴンザレスをフルカウントから外角直球で遊ゴロ。7番・グリエルは1ボール2ストライクから変化球で空振り三振、8番・マルドナドは1ボール1ストライクから外角直球で二ゴロに打ち取った。

 3回は、9番・ケンプをフルカウントから外角スライダーがボールとなり四球。1番・スプリンガーに1ボール2ストライクから低めのスライダーを左越え本塁打された。2番・アルテューベをニゴロに打ち取ったところで降板した。

 大谷は6月6日(同7日)のロイヤルズ戦に先発登板したが、右手中指のマメが悪化したため4回で降板。その後、右肘に張りが出たため同7日に「PRP(多血小板血しょう)注射」を受け、同8日に右肘の内側側副じん帯損傷のためDL入りした。同28日の検査を経てじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を回避することが決定。即、両手での打撃練習を再開し、7月3日(同4日)のマリナーズ戦では、打者として約1カ月ぶりに復帰していた。

 投手としては、ここまで9試合に登板し、4勝1敗、防御率3・10の成績を残していた。

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