大谷、復帰登板は2回1/3を2失点 最速159.8キロも2ラン被弾 右手に打球直撃でヒヤリ

[ 2018年9月3日 10:29 ]

ア・リーグ   エンゼルス―アストロズ ( 2018年9月2日    ヒューストン )

<アストロズ・エンゼルス>2回無死、ゴンザレスの強襲打を素手で掴みにいき険しい表情を見せる大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(24)は2日(日本時間3日)、敵地ヒューストンでのアストロズ戦に先発登板し、2回1/3で49球を投げ、2点本塁打されるなど2安打2失点、2奪三振で降板した。最速は159・8キロだった。投手としての出場は、6月6日(同7日)のロイヤルズ戦以来約3カ月ぶり。右肘の内側側副じん帯損傷から復帰し、投打の「二刀流」が復活した。

 今季10度目の先発となった大谷は初回、先頭のスプリンガーの初球、初めてバッテリーを組んだアルシアのミットに155・9キロの直球を投げ込んだ。1ストライクからの2球目、外角直球を右前打されたが、2番・アルテューベを左直、3番・グレグマンを二飛に打ち取り2死。4番・コレアに四球を与えたものの、5番・ホワイトをフルカウントから低めのスライダーで見逃し三振に仕留め、無失点で立ち上がった。ホワイトの2球目で最速159・8キロをマークした。

 2回は、6番・ゴンザレスを遊ゴロ、7番・グリエルを空振り三振、8番・マルドナドを二ゴロに打ち取り三者凡退。しかし、ゴンザレスの打球が右手に直撃してヒヤリとする場面もあった。マウンドに向かおうとしたソーシア監督に対し、大谷は“大丈夫”と合図を送り、続投した。

 3回は9番・ケンプに四球を与え、1番・スプリンガーに1ボール2ストライクから低めのスライダーを左越え本塁打された。2番・アルテューベをニゴロに打ち取ったところで降板した。

 大谷は6月6日(同7日)のロイヤルズ戦に先発登板したが、右手中指のマメが悪化したため4回で降板。その後、右肘に張りが出たため同7日に「PRP(多血小板血しょう)注射」を受け、同8日に右肘の内側側副じん帯損傷のためDL入りした。同28日の検査を経てじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を回避することが決定。即、両手での打撃練習を再開し、7月3日(同4日)のマリナーズ戦では、打者として約1カ月ぶりに復帰していた。

 投手としては、ここまで9試合に登板し、4勝1敗、防御率3・10の成績を残していた。

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