根尾 サイクル安打は人生初 26―0でも気緩めず「試合が終わるまで分からない」

[ 2018年9月3日 20:13 ]

第12回BFAアジア選手権   日本26―0香港 ( 2018年9月3日    サンマリン宮崎 )

<U18 日本・香港>2回2死、右越えにソロ本塁打を放ち、次打者・野尻(左)とタッチを交わす根尾(撮影・吉田 剛)
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 注目の二刀流選手・根尾昂(大阪桐蔭)が1次ラウンド初戦の香港戦で人生初だというサイクル安打を達成。26―0での5回コールド勝ちに花を添えた。

 根尾は「5番・右翼」で先発出場。2回、無死一塁で入った第1打席で相手先発左腕から左翼線三塁打を放って先制点を叩き出すと、8点が入って打順が一巡した第2打席では同じ投手から今度は右翼スタンドへソロ本塁打。さらに打順が二巡目に入った第3打席では2番手の右腕から今度は中前へチーム17点目を叩き出すタイムリーを放った。

 そして迎えた3回、20―0で迎えた第4打席に入ると、3番手の右腕から左前にタイムリー二塁打を放ってサイクル安打達成。4回の第5打席では左越え二塁打を放って5打数5安打とし、すべての打席で5打点を稼ぐ大活躍だった。

 「とにかくファーストストライクから打っていこうと」と打席に入ったという根尾は「うまく内野手の間を抜けてくれたので良かったと思います」とまずは先制打のシーンを振り返ると、2打席目のソロ本塁打については「甘いところにきてくれたんで自分のスイングができたと思います」と淡々。3回に二塁打で決めたサイクル安打達成についても「一打二進ということで、ヒット1本で2ベースを狙いにいくっていうところはずっとやってきてたんで、うまく二塁ベースを取れたんで良かったと思います」と冷静に語った。

26―0という大差の初戦となったが、「試合が終わるまで分からない」と気を緩めることもなかった。「きょうは5回で終われましたけど、(今後は)何回で終われるか分からないので、とにかく最後までやり切るっていうのは日本チームのモットーだと思うので、そこはやり切れたと思います」。今後に向けては「もっともっと手ごわいチームも出てくると思うので1戦必勝で全勝するぐらいの気持ちで戦っていきたい」と気持ちを引き締めた。

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