オリ“福良チルドレン”が躍動 若月「期待に応えられて良かった」

[ 2018年9月3日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス5―1西武 ( 2018年9月2日    京セラD )

ヒーローインタビューで笑顔を見せる(左から)西と若月(撮影・後藤 正志)
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 オリックスの未来を担う“福良チルドレン”が首位西武からの2連勝へ導いた。「若月の1本も効いたし、宗もいい仕事をしてくれました」。抜てきを続けてきた2人の活躍を福良監督も喜んだ。

 若月は2―0の4回2死一塁で今井の直球を捉えて右越えの一撃。昨年10月6日ソフトバンク戦以来、245打席ぶりの通算2号になった。「監督が打撃を見てくれているので期待に応えられて良かった」。すくい上げる悪癖のあったスイングを「上から落とすだけでいい」の助言で修正し、結果を示した。

 捕手としても6回無死二、三塁からの右飛で三塁走者・浅村の本塁突入を好タッチで阻止。当初のセーフ判定に対してベンチに向かってリクエストをアピールし、「タッチした感触があったので。“福良アイ”ですね」と笑った。

 6月28日の西武戦以来の先発だった宗も2安打2得点で活気づけ、「いい感じで入れている」と前を向いた。4年目の今季は開幕から「1番・中堅」で出場。定着できなかった悔しさをぶつける機会はまだある。

 自力CSの可能性が消滅して注目を集める福良監督の去就について観戦した宮内義彦オーナー(82)は「順位が決まってから」と強調し、「最後まで全力を挙げて、やってもらいたい」と願った。 (湯澤 涼)

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2018年9月3日のニュース