大谷、復帰登板で今季2敗目 2ラン浴び2回1/3を2失点 田沢は5番手でソロ被弾

[ 2018年9月3日 12:48 ]

ア・リーグ   エンゼルス2―4アストロズ ( 2018年9月2日    ヒューストン )

<アストロズ・エンゼルス>メジャーのマウンドに復帰し力投する大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(24)は2日(日本時間3日)、敵地ヒューストンでのアストロズ戦に先発登板。2回1/3で49球を投げ、2点本塁打されるなど2安打2失点、2奪三振で降板し、2敗目を喫した。最速は159・8キロだった。右肘の内側側副じん帯損傷からの復帰で、投手としての出場は6月6日(同7日)のロイヤルズ戦以来約3カ月ぶりだった。また、田沢純一投手(32)がリリーフ登板し、ソロ本塁打を浴びるなど1回を投げ2安打1失点だった。エンゼルスは2―4で敗れた。

 今季10度目の先発となった大谷は初回、先頭のスプリンガーの初球、初めてバッテリーを組んだアルシアのミットに155・9キロの直球を投げ込んだ。1ストライクからの2球目、外角直球を右前打されたが、2番・アルテューベを左直、3番・グレグマンを二飛に打ち取り2死。4番・コレアに四球を与えたものの、5番・ホワイトをフルカウントから低めのスライダーで見逃し三振に仕留め、無失点で立ち上がった。ホワイトの2球目にこの日最速の159・8キロをマークした。

 2回は、6番・ゴンザレスを遊ゴロ、7番・グリエルを空振り三振、8番・マルドナドを二ゴロに打ち取り三者凡退。しかし、ゴンザレスの打球を素手で捕球しようとして右手に直撃し、ヒヤリとする場面もあった。マウンドに向かおうとしたソーシア監督に対し、大谷は“大丈夫”と合図を送って続投した。

 3回は9番・ケンプに四球を与え、1番・スプリンガーに1ボール2ストライクから低めのスライダーを左越え本塁打された。2番・アルテューベをニゴロに打ち取ったところで降板した。

 大谷は6月6日(同7日)のロイヤルズ戦に先発登板したが、右手中指のマメが悪化したため4回で降板。その後、右肘に張りが出たため同7日に「PRP(多血小板血しょう)注射」を受け、同8日に右肘の内側側副じん帯損傷のためDL入りした。同28日の検査を経てじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を回避することが決定。即、両手での打撃練習を再開し、7月3日(同4日)のマリナーズ戦では、打者として約1カ月ぶりに復帰していた。投手としては、ここまで9試合に登板し、4勝1敗、防御率3・10の成績を残していた。

 また、1日(同2日)にメジャーに昇格した田沢が1点を追う7回に5番手として登板。アルテューベを遊飛に打ち取ったが、続くブレグマンに左越え本塁打を被弾。1回を投げ2安打1四球で1失点だった。

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