スカウティングカード 大リーグで投手も所持OKに 前日は審判が没収

[ 2018年9月3日 18:11 ]

カードを没収されたことに抗議するフィリーズのデービス投手 (AP)
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 相手打者の特徴などが記されたスカウティングカードについて、大リーグ機構は2日に投手も試合中に所持してよいとの考えを明らかにした。

 スカウティングカードは相手打者によって守備位置を変えるため、外野手などが携帯していることがある。ただ、野球規則には「投手がいかなる異物でも身体につけたり、所持することを禁止する」とあり、これまで投手が持つことは不可と考えられていた。

 実際、前日1日にフィリーズの投手がカードを審判に没収されたが、フィリーズ側はルールに抵触していないと主張。キャプラー監督は試合後に「カードは相手打者を打ち取るために使っている。どうして没収されたのか理解できない」と不満を漏らし、決して不正投球や試合遅延を促すものではないと訴えていた。

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2018年9月3日のニュース