7番おかわり CSキング弾!最多タイ8本目「明日も勝つ」

[ 2017年10月15日 05:30 ]

パ・リーグCSファーストS第1戦   西武10―0楽天 ( 2017年10月14日    メットライフドーム )

<西・楽>6回、左越え3ランを放つ中村
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 10―0。爆発した西武打線でダメ押しの3ランを放ったのは、中村だった。6回2死一、二塁。青山が内角に投じたシュートを完璧に捉えた。「手応えがあった」と振り返る打球は左翼席中段に達した。プレーオフ、CSで通算最多タイとなる8本塁打。個人記録には「特にないですね」と関心を示さず「何よりチームが勝てて良かった」とうなずいた。

 今季は打率・217、27本塁打。規定打席に達した過去6度は必ず本塁打王に輝いていたが、7度目で初めて逃した。8月中旬には背中と腰の張りで3週間以上の戦線離脱。4番が定位置だったが、終盤は調子が上向かずにスタメンを外れることもあった。それでもチーム愛を口にする。「自分が試合に出られないのも仕方ない。チームが勝っているから救われている部分もある」。7番で出場したファーストS初戦。則本から打者10人で一挙5点を奪った3回に中犠飛を放つと、アーチも描いて4打点を挙げた。チームはレギュラーシーズンで24勝8敗、勝率・750を誇った炎獅子ユニホームをCSで再び着用し、楽天戦は9戦全勝だ。

 中村はチームが勝つために後輩への助言も送っていた。9月10日の日本ハム戦。新4番の山川が高めのボール球を叩いて左翼席に放り込んだが「状態が良い時はあの球に手が出ない。次の打席から気をつけた方がいい」と伝えた。その意味をこう言った。「僕もボール球に手を出してから、状態が悪くなった経験がある。(山川は)打ってもらわないといけない選手なので」。本塁打を打ったときの忠告に、山川は「中村さんは本当に見てくれている。ありがたいです」と感謝した。

 CS初出場の若手が多い中で、経験豊富な主砲は一振りで試合の流れを変えられる力を持っている。「明日も勝てるように頑張ります」。短い言葉に決意を込めて球場を引き揚げた。 (平尾 類)

 ≪ウッズ&和田に並んだ≫中村(西)がCS通算8本目の本塁打。前後期制時を含むプレーオフ、CSではウッズ(中)、和田(中)に並ぶ最多本塁打だ。また、中村は全て西武でマーク。パの球団で8本は中田(日)の7本を抜く単独最多本数になった。

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