【追球】先制機で嶺井最悪の三振併殺 “広い外角”攻防は阪神・梅野に軍配

[ 2017年10月15日 08:40 ]

セ・リーグCSファーストS第1戦   DeNA0―2阪神 ( 2017年10月14日    甲子園 )

<神・D>5回表無死一塁、嶺井を空振り三振に仕留め、梶谷の二盗を阻止する捕手・梅野
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 DeNAはランエンドヒットの失敗で先制機を逃した。0―0の5回無死一塁。嶺井は2ボール2ストライクから外角の直球を空振りし、スタートを切った梶谷は盗塁死で最悪の併殺となった。

 ファウルを2球挟んで7球目。外寄りの微妙なコースだったが、嶺井のバットは反応した。「(球審が)外角のコースをしっかり取っていたので」。捕手として、外角のストライクゾーンが広い判定の傾向は頭に入っていたが、バットに当てられなかった。その外角を最大限に活用したのが相手捕手の梅野だ。今季21盗塁の梶谷の足を警戒し、徹底して外角を要求。「メッセンジャーも警戒しながら投げてくれた。ボールになったり申し訳なかったけど、粘り勝ち」と納得顔だった。守備重視の方針で初戦の先発マスクをかぶった嶺井。息詰まる投手戦で井納を好リードしたが、先制機の打席で四球のリスクを背負った阪神バッテリーの外角攻めに屈した形だ。両軍捕手の初戦の攻防は梅野に軍配が上がった。 (君島 圭介)

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