阪神・大山 球団初!新人CS安打「とにかく勝つことが一番」

[ 2017年10月15日 05:30 ]

セ・リーグCSファーストS第1戦   阪神2―0DeNA ( 2017年10月14日    甲子園 )

<神・D>8回1死、大山は中前打を放つ
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 「5番・一塁」で出場した阪神のルーキー大山が、猛虎の歴史に名を刻んだ。8回1死無走者で迎えた第4打席。2ボール1ストライクから左腕・田中健の外角やや低めのカーブに反応。バットの先で運んだ一打は中堅左で弾んだ。球団新人がCSファーストS第1戦に先発出場し安打を記録したのは初めてだった。

 「(初出場の雰囲気とか)そういうことじゃなく、試合に出る限りは勝たないといけない。それだけです」

 ルーキーながら強い使命感を背負った。新人がCSで中軸を打つのも実はプロ野球史上初。4回無死からの第2打席では右腕・井納の148キロ直球を力強いスイングで確実に捉えたが、三塁手・宮崎の好守に阻まれた。ただ、速球に強い打撃を見せ、期待を持たせる内容だった。

 一塁守備でも8回の嶺井の打球を処理して素早く二塁送球してアウトを奪うなど安定した守備力も披露した。

 「とにかく勝つことが一番なんで」。チームの勝利にも最後まで笑顔は見せなかったのは目指す頂きが高いからこそ。日本一を狙う若虎が上々のポストシーズンデビューを果たした。(山本 浩之)

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2017年10月15日のニュース