日本ハムルーキー・堀瑞輝が胸に刻む武田久の言葉

[ 2017年10月15日 10:30 ]

日本ハムの堀瑞輝
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 ルーキーがチームを離れるベテランの言葉を胸に刻んでいる。日本ハムは今季限りで武田久が退団することを発表している。2軍施設のある千葉・鎌ケ谷で、よく声をかけてもらったと感謝するのがドラフト1位の堀瑞輝だ。

 「気にかけてくれているのかなと思っていた。いろいろアドバイスをもらった。もっと教えてもらいたかった」

 19歳の堀と39歳の武田久。プロ1年生と15年生。20歳差はあるが確かに練習中、グラウンドで話す姿をよく見かけた。武田久から話しかけているようだった。

 6月中旬、印象に残っている言葉を堀に聞くと「人間、9分割なんて絶対に無理。4分割も無理。若いんだから、内外にしっかり投げれば、抑えられるからな、と言われたことです」。投球コースは高め、低め、真ん中、内角、外角などストライクゾーンを9分割する。堀の持ち味は新人離れしたマウンド度胸と力のある直球。今は縮こまらず、思い切っていけという意味が込められているのだろう。「しっかり投げられるようにしたいきたいです」。目を輝かせていた姿が印象的だった。

 8月9日の楽天戦で中継ぎでプロ初登板を果たすと、9月29日の同戦で初先発。初勝利には届かなかったが、4試合で0勝1敗、防御率3・38でシーズンを終えた。1軍登板後、鎌ケ谷に戻ると「ナイスピッチング、と言ってくれた。配球のこととかは、あそこは変化球じゃなくて、ストレートでも抑えられただろって言われました。あとはボクに(練習で)走っていないイメージがあるのか、走れよ、と言ってくれたり‥」

 近い将来、チームだけではなく日本球界を背負うだろう左腕。11月に開催される稲葉ジャパンの初陣「アジアプロ野球チャンピオンシップ」も高卒新人で唯一、選出された。1軍を経験したことに加え、大先輩と共に過ごしたことで貴重な勉強ができた1年目。「課題がたくさん見つかったので、それをどう克服できるかです」。収穫の秋を終えた来季の活躍が楽しみだ。(記者コラム・細川 真里)

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