福留「気持ちいいっすね」40歳5カ月!ポストシーズン史上最年長V弾

[ 2017年10月15日 05:35 ]

セ・リーグCSファーストS第1戦   阪神2―0DeNA ( 2017年10月14日    甲子園 )

<神・D>6回、先制2ランを放ち、ポーズを決める福留
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 VTRを見ているようだった。0―0の6回無死一塁。「本当に最高の気分」と話す会心の一撃に阪神・福留は3年前同様、右手人差し指を高々と突き上げた。ベンチで見守ったメッセンジャーも両手を叩いて喜ぶ。大事なクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(S)第1戦で先制、そして決勝打となる特大アーチに4万6748人の大観衆も歓喜した。

 「なかなか甲子園で“打った瞬間”というのはないけど、今日は風もなかったし、感触もすごく良かった。イニング間にふと“そうか、14年の時も6回だったなあ”と思って打席に入った」

 すべてが重なった。広島と甲子園で対戦した14年のCSファーストS第1戦。0―0の6回、第3打席でエース前田健(現ドジャース)からバックスクリーンに決勝ソロを叩き込んだ。当時も味方先発はメッセンジャー。この日、違ったのは対戦相手と一塁に糸井がいたこと。そして打球が右中間席に飛び込んだことだけ。40歳5カ月での決勝弾はポストシーズンにおける最年長V弾のおまけ付きでもあった。

 「メッセもケガからここを目指して帰ってきた。そういう姿を見て、僕だけじゃなく野手全員が何とかしたいと思っていたと思う。それがたまたま僕という形になっただけ」

 試合前には若手を従え野手一番乗りでグラウンド入り。主将として言葉をかけたのかと思いきや「言うわけないやん。いつもと一緒、一緒。それが一番」と笑った。練習中も糸原にノックするなどリラックスした様子でCS初体験も多い若手の緊張を解きほぐした。

 シーズン最終戦となった10日の中日戦に続く“2戦連発”。適度な休養を挟んだ後の福留は、半端じゃない。試合に出続けたい気持ちは常に持ちながらも「無理してやってパフォーマンスを下げるより、止める時は止める。止める勇気は持つようにしている」と話す強い意思が不惑での活躍につながっている。

 15日の第2戦に勝つか引き分けでファイナルS進出(18日開幕、マツダ)07年に始まったセ・リーグのCSに限ればファーストS初戦で勝利した2位チームは過去、全5チームがファイナルSに進出している。阪神も14年は初戦に勝った勢いでファイナルSも突破したが、日本シリーズでソフトバンクに敗れた。やり残したことは明白。主将・福留を先頭に「忘れ物」を取りに行く。(山添 晴治)

 ≪92年の杉浦 40歳4カ月を抜いた≫40歳5カ月の福留(神)が6回に決勝本塁打。ポストシーズンの40代本塁打は40歳10カ月の井口(ロ)が15年パCSファーストS第2戦で打って以来9人、11度目。6番目の年長記録だが、4番弾に限れば09年CSファーストSの山崎(楽)40歳11カ月(2本)に次ぎ、セ・リーグで最年長。決勝弾は4人目で、92年日本シリーズ第1戦で代打サヨナラ満塁弾を放った杉浦(ヤ)の40歳4月を抜き最年長記録となった。

 ☆福留の14年CSでの先制弾 広島との10月11日のファーストS第1戦(甲子園)。0―0の6回1死から前田の4球目、150キロ直球を完璧に捉え、バックスクリーンへの先制ソロ。「打った瞬間に届くと思った」と右拳を握った。この一打が決勝打となり1―0で接戦を制した。同戦では先発のメッセンジャーが8回4安打無失点と好投した。翌12日は0―0に引き分けで、突破。巨人とのファイナルS(東京ドーム)を4連勝し、9年ぶりの日本シリーズに進出したが、ソフトバンクに1勝4敗で敗れた。

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