【岡山】創志学園 エース温存で“新星” 2年秋山8回1安打快投

[ 2016年7月12日 05:30 ]

<津山東・創志学園>8回無失点と好投した創志学園・秋山

第98回全国高校野球選手権岡山大会1回戦 創志学園8―0津山東

(7月11日 マスカット)
 うれしい誤算とはこのことだ。春夏連続出場を目指す創志学園は、最速150キロ右腕の高田を温存しながら背番号11の2年生左腕、秋山が6回まで無安打投球と快投。9回を締めた難波と2年生継投による完封で初戦を危なげなく突破した。

 初回に4点の援護をもらった秋山は「去年は高田さんが一人で投げていた。何とか力になりたいと思っていた」と序盤から飛ばした。公式戦初先発とは思えないマウンドさばきで、2回は3者連続三振など左腕から繰り出すカーブで幻惑。6回まで無安打に抑えた。「4点あったし、ノーヒットだったので。もっとバタバタすると思ったら…」と長沢宏行監督も想定外の好投で終わってみれば8回1安打、9奪三振の快投を見せた。

 当初メンバー入りしていた1年生投手が大会直前に故障。急きょメンバー入りした秋山は巡ってきた好機を生かしたが「終盤は体力的にしんどくなって、ボールも多かった」と反省も忘れない。昨夏は2年生だった高田が一人で全試合を投げて決勝戦で敗れた。エースを支えるタイプの違う左腕とともに、初の夏切符へ突き進む。 (康本 園子)

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2016年7月12日のニュース