【西東京】聖徳学園・長谷川 6回11Kも「60点」 プロ11球団集結

[ 2016年7月12日 05:30 ]

<都多摩工・聖徳学園>6回を1安打11奪三振の力投をみせた聖徳学園先発・長谷川

第98回全国高校野球選手権西東京大会2回戦 聖徳学園8―2都多摩工

(7月11日 町田市小野路)
 今秋ドラフト候補に挙がる聖徳学園の144キロ左腕・長谷川が圧巻の奪三振ショーでスカウト陣をうならせた。6回1安打無失点、11奪三振の快投で3年連続の初戦突破に貢献。

 それでも「あんまり良くなかった。60点。三振を取りたいときに取れて良かったけど、ボール先行になった」と反省の言葉を並べた。

 「西東京No・1左腕」の呼び声高い逸材の視察に、国内11球団20人のスカウトが集結。「少し力が入っちゃった」と振り返ったが初回先頭から6者連続三振を奪った。5回1死一塁から初安打となる左前打を浴び、1死満塁のピンチを背負うも直球で2者連続三振。「スイッチを入れないと流れがいってしまう。走者が出ると三振を取りたくなる」。毎回奪三振と実力を発揮した。

 同じ左腕の楽天・松井裕が12年夏の甲子園で22三振を奪った映像を見て参考にしたスライダーが最大の武器。球団のスピードガンで最速142キロを計測したロッテ・永野吉成チーフスカウトは「空振りを取れるスライダーがあるのは左投手の大事な要素」と評した。 (青木 貴紀)

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2016年7月12日のニュース