マー君 7勝目“剥奪”…メジャー自己最悪タイ10安打7失点

[ 2016年7月12日 05:30 ]

<インディアンス・ヤンキース>5回、マウンドで不満げな表情を見せる田中

ア・リーグ ヤンキース11―7インディアンス

(7月10日 クリーブランド)
 悔しさをかみしめるようにベンチに戻った。ヤンキース・田中が11―1の5回に6失点。4長短打で2点を許すと、味方失策で2点を追加され、最後はネークインに2ランを浴びた。7勝目の権利を得るまであと1死で交代を告げられ、ともにメジャー自己最悪に並ぶ10安打7失点(自責3)。5回未満での降板は昨季開幕戦以来だった。

 「制球もそうだし球も走っていなかった。今日はこういう日と受け入れながら投げた。そういう状況でも抑えないと」。5日ホワイトソックス戦がナイターで今回はデーゲーム。「中3・5日」での前半戦最終登板に疲労が色濃く映った。前回は90マイル(約145キロ)以上が103球中19球。今回は92球中8球だった。

 視線は次に向く。「前半戦を離脱することなくローテーションを回れたのは初めて。プラスも含めていろいろ考えてシーズン後半に入っていければ」。勝率5割でターンしたチームの反攻の主役となる。(大林 幹雄)

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