原監督 中畑流に感服「ファンと一体になって戦う」

[ 2015年10月4日 05:30 ]

<D・巨>メンバー表を交換しあいさつする中畑監督(左)と原監督
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セ・リーグ 巨人7-5DeNA

(10月3日 横浜)
 中畑監督の最終戦の相手となった巨人・原監督はセレモニーでハイタッチを交わすと、帽子を取って一礼し、ねぎらいの言葉をかけた。

 巨人での現役時代は9年間チームメート。監督では対戦相手として4年間しのぎを削った。「本当に近い先輩が、ライバルチームの監督だった」と振り返り、そのまれなキャラクターを「闘志あふれる戦い、ファンと一体になって戦うというか、そういうのは中畑さん流と言っても過言ではない」と表現した。

 その典型の一つが、開幕前のセ・リーグのファンミーティング。中畑監督が挑発するのを原監督がうれしそうに聞いているのが常だった。今年は巨人がスローガン「新成」を掲げた理由について「(昨季11勝13敗で)うちに負け越した悔しさだと思う」とジャブ。原監督は「自信満々の中畑さんを見ていると、非常に頼もしい先輩に見えますね」と笑みを浮かべた。

 今季、巨人はDeNAに15勝10敗とやり返したものの、横浜スタジアムでは5勝5敗。「勢いをつけると強い勢いになって戦うチーム。中畑さんと戦う時はふんどしを締めながら戦ってきました」。しみじみと4年間の激闘を思い起こしていた。 (大林 幹雄)

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