若手の伸び悩む中…ガッツ 2軍監督就任「不安だらけ」

[ 2015年10月4日 05:30 ]

会見する小笠原

 「ガッツ監督」の誕生だ。今季限りで現役を引退した中日・小笠原道大内野手(41)が来季の2軍監督に就任することが決まり、ナゴヤ球場で会見を開いた。第一線で活躍し続けて来た大打者は、初の指導者転身に「不安だらけ」と話しながらも、新たな職場で一からの再出発を誓った。

 「19年間やってきたけど、選手の立場でしか見ていない。未知の世界なので一から勉強と思っている。いろんな人の話を聞いて、まずはあらゆるものを見ること、吸収することから始めたい」

 9月末に正式に要請を受け、今月に入って決断。理想の指導者像には「見当もつかない」と苦笑いしたが、豪快なフルスイングが持ち味で「球界の侍」と呼ばれた自身のような華のある選手の育成が期待される。

 4日に宮崎入りし、5日に開幕する「みやざきフェニックス・リーグ」から早速、指揮を執る予定。背番号は今季中は「36」をそのまま使用する。若手の伸び悩みが指摘されるドラゴンズだけに、選手としては頂点を極めた新指揮官の手腕が試される。 (山添 晴治)

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2015年10月4日のニュース