広島 CS進出逆王手!黒田力投 藤浪に投げ勝ち11勝目

[ 2015年10月4日 21:00 ]

<神・広>6回1死一、三塁、ゴメスを遊併殺打に打ち取った黒田は雄たけびをあげる

セ・リーグ 広島6―0阪神

(10月4日 甲子園)
 広島の投打ががっちりとかみ合い阪神に快勝。勝たなければクライマックスシリーズ(CS)への道が断たれる大事な試合を制し、3年連続のCS出場に望みをつなげた。先発の黒田は8回1/3、126球を投げ8安打、無失点で11勝目。今季阪神に負けなしの4勝目とした。

 広島は4回、先頭の菊池が中前打で出塁し、松山が藤浪の変化球にうまく反応し、右翼ポールを巻く7号2ランを放ち先制。さらに2死から田中が四球、安部が左前打を放ち、左翼のマートンがもたつく間に二塁へ進んだ二、三塁で石原が右前へタイムリーを放ち4―0と突き放した。さらに6回、代わった能見から田中が8号2ランを放ち突き放した。

 この日が最終戦の阪神は5回に1死一、二塁、6回にも1死一、三塁とするが、ともに併殺で好機をつぶしてしまう。9回にも1死一、三塁とするが、2番手・中崎に封じられ、70勝71敗3分けで3年ぶりの負け越しが決定した。

 阪神先発・藤浪は5回、95球を投げ5安打4失点で7敗目(14勝)。勝てばリーグトップの広島・前田健の15勝に並んだが、及ばず。また、奪三振数は5個を加えリーグトップの221に伸ばしたが、今季投球回数は200回目前の199に終った。

 CS進出の行方は、7日の広島の最終戦となる中日との試合に持ち越されることになった。広島が勝てば3年連続、引き分け以下なら阪神の3年連続のCS進出が決定する。

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