阪神 雨天中止で超過密日程!12連戦も呉昇桓 全試合“投げる”

[ 2015年9月9日 07:12 ]

両手を大きく広げてウオーミングアップを行う呉昇桓

 誰もが苦い表情を浮かべそうな超過密日程にも、動揺する様子は全くなかった。雨天中止となった8日の巨人戦(甲子園)が予備日の28日に組み込まれることで生じた試練の12連戦にも、阪神・呉昇桓は全戦登板の覚悟で臨む決意を口にした。

 「10連戦でも、12連戦でも自分の中では特に変わることはないと思う」

 韓国で幾度となく修羅場をくぐり抜けてきた絶対守護神にとって、10連戦が12連戦に変わろうとも、全く意味はなさない。「すべての試合で投げるというより、いつでも投げる準備はいつもしておく」という、ブレない信念がある。韓国・サムスン時代には「どれだけ連投したかは忘れたが、9連戦も経験している。問題ない」と酷使は経験済み。あらためて、気合を入れ直すまでもなく、12連投も臨むところだ。

 同じ背番号22を背負った藤川が、07年にリーグタイ記録となる10試合連続登板を果たしてチームの10連勝に貢献。最大12ゲーム差あった巨人を抜いて一時、首位に立った。今でも「伝説」として語られる“炎の連投劇”だった。

 ただ、その07年でも移動日を1試合挟み、11日間で10試合。今回は移動日なしの“ガチンコ”と言える12日連続の12連投となれば、無尽蔵のスタミナと強靱な精神力が試されることになる。シーズン最終盤の勝負所とあって、10連投の藤川が2勝7セーブ、防御率1・80の数字を残したように、上質な投球内容も求められることになる。

 この日は、甲子園球場の室内練習場で2日ぶりのキャッチボールを行うなど、精力的に汗を流した。現在、3試合連続無失点と状態も上向きだ。

 球団での最大連戦数は11年の13が最高で、当時は9勝4敗と大きく勝ち越した。猛虎にとって、最大の試練にして、10年ぶりのリーグ優勝のカギを握る12試合。すべてのマウンドで石仏が仁王立ちすれば、歓喜の秋が一気に現実のものとなる。 (遠藤 礼)

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