中日・小笠原 今季限りで引退濃厚…戦力外で2軍監督も

[ 2015年9月9日 05:35 ]

今季限りの引退が濃厚となった小笠原

 中日の小笠原道大内野手(41)が今季限りで現役を引退することが8日、濃厚となった。開幕から代打の切り札として起用されてきた小笠原だが、世代交代を進めるチーム方針から8月以降は1軍出場なし。球団はその打撃理論を高く評価し、来季の2軍監督や打撃コーチなどのポストを用意する方針を固めている。

 この日はナゴヤ球場での2軍練習後に取材に応じ、来季の去就について「確かなことがあれば、本人に一番に連絡があるだろうし、まだ何も聞いていないのだからないでしょう。今は一日一日しっかりやるだけ」と話すにとどめた。ただ、今季はここまで42打数13安打7打点、打率・310の成績を残しながら、7月30日の登録抹消以来、1軍昇格はない。

 日本ハム、巨人では打線の軸として活躍し、首位打者2回、最多安打2回、本塁打王1回、打点王1回などのタイトルを獲得。06年に日本ハム、07年には巨人でMVPに輝き、江夏豊氏以来2人目、2年連続では史上初の両リーグMVPとなった。14年に中日移籍後は代打の切り札として存在感を発揮。勝負強さは健在だが、若返りを図るチーム方針の中で、出場機会が減っていた。2軍戦には出場しているが、事実上、1軍の戦力からは外れている状況だ。

 その動向には他球団も注目しており、中日を戦力外となれば獲得に動く球団が出てくる可能性もある。日本ハムを皮切りに巨人、中日の3球団で積み重ねた安打は現役最多の2118本。豪快なフルスイングとアグレッシブなプレースタイルで「ガッツ」の愛称で親しまれてきた。輝かしい実績を残してきた大打者が決断の時を迎えた。

 ◆小笠原 道大(おがさわら・みちひろ)1973年(昭48)10月25日、千葉県生まれの41歳。暁星国際―NTT関東を経て、96年ドラフト3位で日本ハム入団。02、03年に首位打者、06年は打点、本塁打の2冠。同年オフにFAで巨人移籍。07年に史上2人目の両リーグMVPに輝いた。11年5月に2000安打達成。13年に再びFAで中日に移籍した。1メートル78、84キロ。右投げ左打ち。

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