柳田30号!トリプル3へ“第1関門”クリア 残すは2盗塁

[ 2015年9月9日 05:30 ]

<日・ソ>6回、ソロ本塁打を放った柳田

パ・リーグ ソフトバンク8―5日本ハム

(9月8日 旭川)
 ソフトバンクの柳田悠岐外野手(26)は8日、日本ハム戦の6回に左越え30号ソロ。3安打の活躍で打率・364で首位打者に再浮上し、トリプルスリーの条件を満たすまで、あと2盗塁となった。チームは8―5で勝利し、貯金は今季最多の42。優勝へのマジックナンバーは2つ減って10。リーグ連覇へのカウントダウンがいよいよ始まる。

 最大の難関を越えた。6点リードの6回無死だった。柳田に待望の「一発」が飛びだした。日本ハムの左腕・須永の外角142キロを捉えると、打球は左翼ポール際へ節目の30号ソロだ。2日の西武戦(西武プリンス)で王手をかけて以来、24打席目。試合後には思わず安どの笑みがこぼれた。

 「(本塁打が)出るまでは不安でした。打った瞬間、ホームランや、切れることはないと思いました。少し詰まったんですけど、振り切ったんで飛んでくれました」

 昨季はトリプルスリーの3部門のうち、打率・317、33盗塁はクリアしたものの、本塁打は15本だった。昨季の2倍打たなければトリプルスリーには届かない。今季は毎試合後、資料室へ足を運び、打席で感じた球の軌道と映像をすり合わせる、1人での反省会を行った。地味な努力を続けたことで甘い球を捉える確率は上がった。本塁打した場面は「直球、スライダー、フォーク、どのボールがきてもいいようにタイミングを計りました」。球種を絞らなくても柵越えできる対応力は今季の成長の証だった。

 6日の楽天戦(ヤフオクドーム)で右肘に受けた死球の影響で守備にはつかず、「3番・DH」での出場となったが「投げられるけど配慮していただきました」と豪快なフルスイングで周囲の不安も払しょく。トリプルスリー達成に向け、残り2盗塁としたが「チームも勝っている。必要な時に走れればいいです」と焦る様子は全くない。ヤクルト・山田が既に30本塁打、30盗塁に到達して条件をクリア。同一シーズンで2人の達成が現実味を帯びてきた。

 「(30本塁打は)目標だった数字。おめでとうございます。あと盗塁2つ。頑張ってという感じだね」と工藤監督もエールを送った。3連勝で貯金は最多の42とし、マジックは10に減ったが、柳田はそれ以上のペースで快挙へと突き進んでいる。(福浦 健太郎)

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