日本シリーズ チャンピオンフラッグのお値段は?

[ 2014年11月1日 13:14 ]

3年ぶり6度目のシリーズ優勝を飾り、ペナントを手に記念撮影するソフトバンク投手陣

 今年の日本シリーズは4勝1敗と、結果としては差が開いたが、日本シリーズらしい内容、選手のパフォーマンスはともに素晴らしく、手放しで賞賛したい。5試合で終わってしまい、「もっとこの対戦を観たい!」と感じるファンも多かったのではないだろうか。そんな日本シリーズは、年に1度、わずか1週間強の短期決戦なだけに、意外と知らないことも多い。

 たとえば、1950年の第1回日本シリーズの際は「日本ワールド・シリーズ」という名称だった。アメリカのメジャーリーグを参考にしたからだ。この名称は第4回の1953年まで続き、公式記録、ポスター、入場券などすべての表記が「日本ワールド・シリーズ」となっている。

 また、第1回は出場したセの松竹ロビンス、パの毎日オリオンズのホームスタジアムではなく、神宮球場、後楽園球場、甲子園球場、西宮球場、中日球場、大阪球場の6球場で行われた。これは、当時まだフランチャイズ制が確立されていなかったことと、ファンのために各地で熱戦を披露したかったから。この狙いが当たり、第2戦の後楽園と第4戦の西宮では、当時のプロ野球としては異例の3万5000人以上の観客がつめかけるほど人気を集めた。

 第5回の1954年から現在の「日本シリーズ」(正式には「プロ野球日本選手権シリーズ」)に名称が変更された。だが、「日本」の読み方に関しては、以前は「ニホン」が主流だったが、2000年頃から「ニッポン」と読むように変更されている。理由は日本一に輝いたチームが授与されるチャンピオンフラッグに「NIPPON」という文字が書かれているからだ。

 このチャンピオンフラッグには、正式には「NIPPON CHAMPIONS」と刺繍されていて、さらに年号が入る。三角形の旗で大きさは縦1.4メートル、横3メートルで、製作費は100万円近くかかるといわれている。

 このチャンピオンフラッグを手にしたのはソフトバンク。南海、ダイエー時代含めて、3年ぶり6回目の日本一となった。(週刊野球太郎編集部)

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