ヤンキース 電車故障でヘトヘト移動…黒田「割り切っている」

[ 2012年10月11日 06:00 ]

 ヤンキースが9日未明(日本時間10日)、ニューヨークへの電車移動で思わぬトラブルに見舞われた。電気系統の故障が発生。イチロー外野手(38)、黒田博樹投手(37)らナインは急きょバスに乗り換え、約5時間の移動を強いられた。10日(同11日午前8時37分開始)の地区シリーズ第3戦には黒田が先発予定。ドタバタ移動に加え、当日は雨予報だが、そんな悪条件も乗り越え、リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかける。

 黒星の後に待っていたのは、長い長い夜だった。8日のオリオールズ戦後、イチロー、黒田らヤ軍ナインはボルティモアの鉄道駅に移動。日付が替わった9日午前1時に、電車はニューヨークへ向けて出発予定だった。

 しかし、待てど暮らせど出発しない。路線で電気系統のトラブルが発生したのだ。1時間後の同2時、ようやく出発したが、30分後に再びトラブル。約50キロ進んだアバディーンで足止めとなった。球団は電車移動を諦め、急きょバスをチャーター。選手らが乗り換え、ニューヨークに到着したのは朝6時だった。

 この影響で午後に予定されていたジョー・ジラルディ監督と第3戦に先発予定の黒田の会見は電話会見に変更。通常の倍以上の5時間移動を強いられた黒田は「メジャーの中の一つと割り切っている。バスの中でも寝るようにした」と答えた。

 加えて、試合当日は雨予報。3試合連続で試合開始が遅れる可能性もあり、投手にとっては難しい調整となり、体調面も心配される。しかし、レギュラーシーズン最後の登板2試合は疲労軽減のために登板間のブルペンを取りやめ、いずれも勝利投手になるなど、黒田にはどんな状況にも動じないたくましさがある。

 ドジャース時代の09年以来、3年ぶりのプレーオフのマウンド。今季オ軍戦は2試合で1勝1敗、防御率2・93と相性は悪くない。勝った方が王手をかける大一番。「倒さないといけない相手が目の前にいるのがこれまでと違う」という黒田にヤ軍は命運を託す。

 【過去の移動トラブル】
 ☆バス炎上 02年5月19日、ボストンでのレッドソックス戦を終えたマリナーズナインを乗せたバスの1台が、ローガン空港へ移動中にトンネル内で炎上。一部の選手が煙を吸って不調を訴えたが、イチロー、佐々木、長谷川の日本人3選手は別のバスに乗車していて事なきを得た。

 ☆緊急脱出 06年7月16日、トロントからニューヨークへ向かう予定だったマリナーズナインを乗せたチャーター機で、出発前に荷積み用のベルトコンベヤーが炎上。既にイチローら選手が乗り込んでいたが、緊急脱出して難を逃れた。

 ☆緊急着陸 今年9月30日、オリオールズナインを乗せたチャーター機が、セントピーターズバーグへのフライト中に調理室から煙が発生。付近の空港に緊急着陸した。

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