「絶対打つ」京都・早田 10戦連続安打で新人王へアピール

[ 2012年10月11日 11:38 ]

4回に逆転左越え二塁打を放った京都・早田

 日本女子プロ野球リーグは10日、わかさスタジアム京都で後期の1試合を行い、京都アストドリームスが兵庫スイングスマイリーズを6―5で下した。京都が連勝で2位に浮上した。

 またも新人王へ猛アピールした。同点で迎えた4回2死一、三塁、2番早田は兵庫先発坪内の真っ直ぐ低目をすくい上げた。「みんなが打っていたので、自分も絶対打ってやると思って初球を狙った。初球でストレートが来たので、もう行ってやると思って打ったら抜けていった」。思い切り叩かれた弾丸ライナーは、左翼手の頭上を軽々と越える走者一掃の逆転二塁打となった。劣勢だった流れを完全に兵庫に返した瞬間だった。

 これで連続試合安打を「10」の大台に乗せた。「10戦連続安打ですが、そこは意識してやっていません。自分のスイングを打席でしてやるぞという気持ちで結果を出しています」。1年を通して2番という日の当たらない打順を任されながら、後期は自身の代名詞でもある犠打に加え、スイングでもその期待以上の働きを見せている。

 指揮を執る佐々木監督は、早田の評価を独特な言い回しで語った。「いつも早田には『お前は年寄りか?』って言うね。そのぐらい高卒ルーキーとしては落ち着いている。今、打ち続けているのも、読む力がすごいから。周りを見られるという面ではチームで一番やね」。指揮官が称す「陰のMVP」とされる早田は、自らの役割をしっかりと把握し、常に走者を進める裏の仕事に徹する。

 陰の仕事人は「2位に浮上しましたが、目の前の一戦を戦うことしか考えていない。人前で話すことも苦手なので、お立ち台はいつも緊張する」と控えめさに変わりはないが、確実にそのプレーで評価はうなぎのぼりとなっている。今季の京都も残り6試合。暴れ続ければ、逆転新人王は十分可能性がある。

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