能見 痛恨1球…雨中の力投も5敗目にガックリ

[ 2011年6月19日 06:00 ]

<神・楽>激しい雨の中、顔をふく阪神の能見

プロ野球 交流戦 阪神1-2楽天

(6月18日 甲子園)
 雨中の力投も報われず、阪神の能見は6回2失点で5敗目を喫した。

 初回に松井稼に浴びた2ランが致命傷になったエースは「初回がすべて。やっぱり先制点を取られてはいけない」とうつむき加減で話した。この試合まで3試合連続で9回を投げ、先発陣の軸としてチームを引っ張ってきた。3回裏途中の56分間の中断を挟んでも粘ったが、打線の援護は1点止まり。最終戦に負ければ9勝15敗で交流戦チーム最低勝率(・375)となる真弓監督は「アメダスには(雨雲が)なかったけど…。早めに追いつきたかった」と唇をかんだ。

 真弓監督の采配などに株主からの不満が集中した16日の阪急阪神ホールディングス(HD)の株主総会後、初の試合。かつて指揮を執った星野監督の甲子園凱旋試合とあって、今季最多の4万6990人の大観衆が詰めかけた。しかし、コールドゲームでの敗戦という消化不良の結果に虎党からはため息が漏れた。

 ▼阪神・平野(3回1死三塁、56分間の中断から再開直後に中前適時打)集中と準備が大変だったけれど、ああいうところで結果が出て良かった。ただ、もっと早く能見を助けたかった。

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2011年6月19日のニュース