まさに鬼門…06年4月を最後に仙台で勝てない杉内

[ 2010年7月13日 22:42 ]

 【ソフトバンク1―4楽天】仙台で勝てない。リーグ単独トップとなる12勝目を狙ったソフトバンクの杉内は6回4失点で4敗目を喫した。Kスタ宮城で最後に勝ったのは2006年4月。相性の悪さは変わらず「何もないです」と言葉少なだった。

 球に切れがなかったわけではないが、走者を背負って簡単に失点した。二回1死二塁では嶋への3球目のスライダーが甘く入って先制を許す。三回は1死満塁でルイーズを三振に仕留めながら、続く山崎には制球を欠いて押し出しの四球。味方の拙守に足を引っ張られるなど運もなかった。
 自身の最近2試合は計17回で1失点と安定していたが、この球場では今季12回で9失点。高山投手コーチの目には「それほど相性の悪さは出てなかったし、バランスは悪くなかった」と映っても、何かがいつもと違う。球界屈指の左腕にとって、まさに鬼門だ。

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2010年7月13日のニュース