期待の陽岱鋼が逆転打!ハム3位に並ぶ

[ 2010年7月13日 22:35 ]

 【日本ハム9―1西武】日本ハムの嫌な流れを断ち切ったのは期待の若手、陽岱鋼だった。0―1の四回、2死二、三塁。同じ台湾出身の許銘傑の外に滑るスライダーを左前へ。逆転の2点適時打となった。

 早めに試合の主導権を奪ったのだから、一打の意味は大きい。継投策も生きた。交流戦の後は18勝4敗とチームの勢いは止まらず、わずか26日で3位ソフトバンクとの10ゲーム差を追い付いた。
 戦力がそろっているわけではない。野手では主力の高橋、二岡が相次いで離脱したため、一塁手不足に陥った。プロ入り当初に経験のある稲葉が10試合連続で一塁を守り、空いた右翼を陽岱鋼が埋める。指名打者には、本来なら代打の切り札として使いたい坪井、鵜久森を併用。やりくりが続くが、主力打者を並べた時と比べても得点力は落ちていない。小谷野は「主力選手がいてもいなくても、できることは決まっている。みんな、状況に応じた打撃をしようとしている」と、最大の強みを強調する。
 首位西武には4ゲーム差。直接対決で差を詰め、一気に混戦パ・リーグの主役となりそうだ。

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2010年7月13日のニュース