再び1・5G差…阪神、延長の末に痛い敗戦

[ 2010年7月13日 23:13 ]

 【阪神6―7巨人】4時間20分間の末のあまりにも痛い敗戦。延長十二回に勝ち越しを許し、競り負けた阪神の真弓監督は「3ランを打たれたら、追い付くのは難しい」。勝てば首位に立てた重要な一戦に敗れ、差は再び1・5ゲームに開いた。

 ここ8カード連続で初戦を取っていた阪神。0―2の四回には1四球を挟んでの5連打で4点を奪い、逆転に成功。流れは4連敗中だった巨人より良かったはずだった。だが、七回にブラゼルの適時失策で同点に追いつかれ、自ら泥仕合に足を突っ込んだ。
 一度手放した流れはなかなか戻らない。延長十回1死一、二塁で4番の新井が併殺に倒れ、サヨナラ勝ちの好機を逃した。延長十二回から登板した西村が1死一、二塁から直球を長野に右翼席に運ばれた。その裏に鳥谷の2ランで追い上げたが届かなかった。指揮官は「4点取った後に追加点を取らないと、こうなる」と反省。西村は「先頭を出したのがいけなかった。申し訳なかった」とうなだれた。
 残り2連勝すれば、まだ巨人を引きずり下ろすチャンスはある。指揮官は「とにかく一戦一戦」。いら立ちをにじませながら、切り替えようとしていた。

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2010年7月13日のニュース