新戦力ハーパーが活力に…横浜、マエケン攻略

[ 2010年7月13日 23:00 ]

 【横浜4―3広島】リーグ最多11勝の前田健を、リーグ最少得点で最下位の横浜が攻略した。10安打を浴びせ、五回までに4点。右腕を今季最短KOに追い込んだ。

 10安打のうち、8本は変化球をとらえた。波留打撃コーチは「体が重そう。変化球を多投している」と見抜いていた。変化球頼みの投球を逃さず、得点につなげた。尾花監督は「選手がベンチで見ながら対応してくれた」とたたえた。
 新戦力のハーパーは効果的なソロと適時打。6試合で21打数10安打、3本塁打と活力になっている。ツインズでワールドシリーズ制覇に貢献した父親から助言を受ける28歳は、変化球への対応力を見せ「小さいころからボールの動きをよく見て打つことを心掛けている」と胸を張った。
 難敵から挙げた得点が生きて逃げ切った。指揮官は「相手エースに勝ったのは大きい。この流れをつないでいきたい」と自信を深めた。

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2010年7月13日のニュース